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『ベルV-280が姿を現した』 [兵器図鑑㉛]

V280-L.jpg
テキサスの〈ベルヘリコプター・アマリロ工場〉で〈V-280ヴァラー中型ティルトローター輸送機〉の主翼部とナセル(V-280の2つのローターを支えるポッドでローターを離着陸時に方向転換させるもの)が胴体部分に接続された。
〈ベル高性能ティルトローター機及びV-280事業〉統括副社長ヴィンス・トービンは「3月にナセルと主翼を接合し、4月に入って各部に塗装をを施しました。主翼と胴体の接合に関して、全て(配線、油圧系統、複合材外被等)を完了するのは4月末で、アトランタで4月28日から開催される〈米陸軍航空協会の総会〉に丁度間に合う形です」と語った。
v280.jpg 『V-280』は『V-22』より一回り小さいが、ベルが〈JMR-TD共用多用途技術実証機〉参入を目指す大切な機体だ。JMR-TDとは陸軍主導で推進する米国防総省の〈FVL(回転翼機の速力上限と関係なく運航できる垂直離着陸機)次世代垂直離着陸輸送機〉の第1弾だ。『V-280ヴァラー』の巡航速度は通常ヘリコプターの2倍以上の280ノットが出る。
v280a.jpg また〈ロッキード マーティン・シコルスキー〉はボーイングと組んで『V-280ヴァラー』に対抗する〈JMR-TD〉を開発製作中だ。『SB-1ディファイアント』と名付けられたこの開発機は、今年の夏から組み立てを開始する予定だ。同機は同軸ローターと推進プロペラの複合ヘリコプターで高速を狙う。
『V-280ヴァラー』と『SB-1ディファイアント』の両機は2017年中に飛行テストを開始する。
sikorsky.jpg 両社は米陸軍『UH-60ブラックホーク』及び派生型を運用中の各軍機体後継機種としての採用が目標だ。
米陸軍は高コストとその仕様内容から『V-22』開発事業から手を引いているが、ベルヘリコプターはあえてティルトローターの『V-280ヴァラー』で米陸軍に売り込みを図る。
v280b.jpg 『V-22』は翼端のナセル(エンジン)がローターブレードを回転させるが、『V-280ヴァラー』のエンジンは翼端に水平方向に固定してある。そのため地上に駐機するとローターは上方を向き、『V-22』で頻度に発生している艦上の甲板を排気で損傷したり、ガス発火を起こす事は無い。エンジンを水平方向に固定した『V-280ヴァラー』は機体側面に『UH-60』同等のスライドドアが付けられ、兵員はスムーズに移動可能だ。ちなみに後部ランプ方式の『V-22』はハリケーン並みの〈ローター吹きおろし現象〉があるが、『V-280ヴァラー』ではローター径は35フィートと『V-22』の38フィートとほぼ同じで、機体重量も軽量なのでローター回転面の風圧は『V-22』の2/3となり、吹きおろし効果もある程度軽減される。
トービン統括副社長は「残るは尾部構造(『V-22』はH形、『V-280ヴァラー』はV形)の接合で、来年の春には〈GE〉の『T64-GE-419エンジン』2基を装着した『V-280ヴァラー』の地上走行テストを開始し、9月には飛行テストが開始出来るでしょう」と述べた。
v280c.jpg Rites of Spring: Mating V-280 Wing And Fuselage
By RICHARD WHITTLE on April 21, 2016 at 4:01 AM
http://breakingdefense.com/2016/04/v-280-wing-and-fuselage-hook-up-in-amarillo/より抜粋。

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