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『迫る第三次世界大戦について』 [軍事㉔]

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t.jpg『ペンタゴンは世界情勢の変化を痛感しているが、それに対する答えを見通せないでいる』

これが新国家軍事戦略が出した頼りない結論だ。そもそも、どの国も官僚の作文は全く期待出来ないものだが、米陸軍大学校准教授ネイサン・フライアは「ただ今回の新戦略構想には新しい脅威をどのように捉えているかのヒント(状況把握の正確さと、戦略環境を正しく捉えている)が含まれている点が救いだ。ただし、軍としての対策は以前通りの直線的な解釈に終始している」と言う。
戦略案を発表したデンプシー統合参謀本部議長は、現在の複雑な安全保障環境から「軍歴40年の中で最も予測が難しい」と評している。テロリストのみならずロシアや中国といった大国との開戦のリスクが「拡大中」である状況が同時並行しており、その中間に「異種合成脅威対象」としてゲリラ勢力が国家並みの装備を展開しているという認識だ。ロシアのウクライナ現地勢力活用と、特殊部隊を併合した異種合成型ゲリラ戦術を活用している点には特に注意が必要だ。イスラーム国が支配地域を確保し維持出来ているのも異種合成型の典型的な例で非正規部隊が限定的ながら国家のように振舞っている。
ロシア等は通常型軍備を使わずに敵に大損害を与えることが可能だ。天然ガス価格の操作、ハッカーの活用も武器になる。非国家勢力のイスラーム国が世界規模のテロ破壊活動を展開することは指揮命令系統等使わずソーシャルメディアを操ればきわめて簡単に実行出来る。
フライアは「各地域に指導層が存在しない抵抗活動が最新の形態で既に現実のものとなっている。バラバラに単体が遠隔地の思想に傾倒し、服従して行動している」テロリスト組織と直接の接触がない戦闘員が実質的動員され、各地域でテロ活動を行っているという。

ww3.jpg [爆弾]第三次世界大戦が発生したら?

指導層がなくても自主的に組織されたテロリスト集団はローエンドの悪夢だが、大国との戦闘はハイエンドの悪夢と言えよう。デンプシー議長はアメリカの技術優位性が失われつつあるとを警告する。この危機意識はこの数年間ペンタゴンの優先事項の最上位だ。またデンプシーは大国間戦争が「長期化」する可能性を指摘する。
果たして今世紀は大規模な戦闘が長期化するのだろうか?今、大国間は大戦争のない状態が長期間続いており、逆に軍事技術は急速に進歩している。結果、想像が困難だ。デンプシーは明言を避けるが、米国のスマート兵器が使い果たされ、在庫が空になる可能性は極めて高い・と
第一次大戦では両陣営は戦前に備蓄した兵器を開戦後10週間で消耗したと戦略予算研究センターのジョン・スティリオンは指摘する。「弾薬不足と火力による甚大な損失で戦闘はむしろ長期化し、第二次大戦では日米海軍は真珠湾攻撃後12ヶ月でそれぞれ相手陣営の空母を標的とした結果、両国が空母部隊を再編する19ヶ月間は大規模な空母対決は発生しなかった」とスティリオン
WarOne.jpg p.jpg 「米国の南北戦争では初期のブルランの戦いで両陣営は長期戦体制に入った。歴史が証明しているのは大国同士の戦争は長期化する傾向があるのは、相手に一方的に損害を与えられないためであり、開戦直後に敵を圧倒的に制圧できないことも理由だ」とスティリオンは続ける
s.jpg もし大国間の戦争が今勃発すると第二次大戦とも全く違う形になるだろうと、CSBA研究員ブライアン・クラークがコメントした。「現在の産業基盤では最新の高性能装備や兵器を急には増産出来ないので初期の交戦で損耗した装備の補充は不可能。次の大規模かつ長期間の軍事衝突は人類にとって未曽有さの課題を残すだろう」
「新国家軍事戦略の欠陥は戦略として全く機能していないことです」とクラークは更に続ける。「文章上では資源に限りがあると認めているが、それを前提に米軍部隊がどう対処するのかは触れていないですね。たとえば、『敵の全滅』等は不可能だろうし、限られた資源で目的をどう貫徹するのか、これまでのやり方は通用しませんよ」
er.jpg 「結局、文書は意向を示すことに終始しており、実施可能な戦略にはなっていません。本当の戦略なら立案上、開発上あるいは予算認可の各段階で国防総省の限られた資源をどこにどう使うべきかを決定するのに役立つものであるべきです」とクラークはコメントした。
New Military Strategy Shows A Dangerous World – But Not How To Deal With It
By SYDNEY J. FREEDBERG JR.on July 10, 2015 at 12:15 PM
http://breakingdefense.com/2015/07/new-military-strategy-shows-a-dangerous-world-but-not-how-to-deal-with-it/より抜粋。

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『ロシアがスホイSu-35戦闘機を中国に売却の続報』 [軍事㉔]

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[飛行機]ロシアのユナイテッド・エアクラフトコーポレーションはスホイSu-35多任務戦闘機24機を中国に売却する契約を年内中に締結する。詳細は中国との軍事協力を担当する政府部局に尋ねるようにと、同社は伝えている。
中国はスホイSu-27をコピーしたJ-11Dの初飛行に成功している。だが人民解放軍空軍はSu-35取得を強く希望している。それは日本が導入するF-35共用打撃戦闘機やインドのSu-30MKOおよびPAK-FAへの対抗策としての想定らしい。
d.jpg Su-30.jpg ユナイテッド・エアクラフトがパリ航空ショーで配布した資料によるとSu-35改は第4世代プラスプラスの戦闘機で、同社の「トップ優先事業」との事だ。また同社によるとSu-35++(エンジン、エイビオ二クスその他を第5世代戦闘機PAK-FAから流用している。)は飛行・戦闘テストで通常の第4世代戦闘機を上回る性能を証明し、米国のF-15、F-16、F/A-18はおろかF-35をも凌駕するという。したがってF-22Aの強敵主にもなりうる。
S35.jpg ◆参考動画◆
Russia to Ink Deal to Supply China with 24 Su-35 Fighter Jets
by BRENDAN MCGARRY on JUNE 1http://defensetech.org/2015/06/19/russia-to-ink-deal-to-supply-china-with-24-su-35-fighter-jets/
より抜粋。

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